皆様、こんにちは!
ちょっとマニアックな話です。
上の写真2枚、なんだかわかりますか?
これは、RX-7のロータリーエンジンの後ろ側、
クラッチやフライホイールなどを外した状態です。
2枚を見比べてもらえば一目瞭然ですが、
1枚目がビフォー、2枚目がアフターです。
ロータリーに限らず、エンジンは、その動力をクランクシャフト
(ロータリーはエキセントリックシャフト)からミッションへと伝えます。
つまり、エンジン内部から外に向かってくるくる回る棒が
突き出ているわけです。
ご存じのとおり、エンジン内部にはエンジンオイルが3~10リッターほど
注ぎ込まれているのですが、くるくる回る棒のあたりから漏れそうですよね。
それを漏れないようにしているのがクランクシャフトのブーツ、
つまりゴムです。
結構、単純にゴムです。
お弁当箱のパッキンと同じです。
ゴムが劣化するとオイルが漏れてきます。
そもそもくるくる回っている棒があるのにオイルを漏れないようにしている時点で
すごい部品だと思いますが、寄る年波には勝てません。
ある程度、年式が進んだ車輌では、よく交換をさせていただいています。
私個人の感触では、走行距離より年数で起こることが多いように思います。
もちろんオイルモレは車検に受かりませんので、
もし、気になる方はお早めの点検をお願いいたします。